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岩手県大船渡市山林火災の被災木を活用したネコ用おもちゃと爪とぎが新登場

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本当にネコにとって使いやすい、安心安全な猫用品の製造販売を手掛けるクロス・クローバー・ジャパンは、猫用品ブランド「nekozuki」より、大船渡山林火災の被災木を活用した爪とぎとおもちゃ「がりがりマット(つめとぎ)」と「ちょいちょいBOX(ネコ用おもちゃ)」を12月12日(金)に発売した。

山林火災の被災木が課題に

今年2月26日(水)に岩手県大船渡市で発生した山林火災は、平成以降で国内最大規模となる約3,370ヘクタールが焼損。市と県の発表によると、被害総額は約102億円にのぼり、被災木となった倒木や立木が復興の妨げになっているという。

現在、被災木を処分するのではなく「建材や製品の素材として有効活用する仕組みをどうつくるか」が地域の大きな課題に。こうした状況を受け、クロス・クローバー・ジャパンは、被災木を活用した室内猫向けの爪とぎとおもちゃを開発した。

ネコが健康で幸せに暮らす上で欠かせない道具として、被災木に新しい命を吹き込み、ネコと地域の未来につながる形にできないかと考え、今回の商品が誕生した。

開発背景

開発のきっかけは、大船渡との深い縁があった。クロス・クローバー・ジャパン商品「ねこずきのごはん」の原料となる鶏が育つ場所は大船渡であり、日頃からその恵みを受けていたという。山林火災発生時、何も力になれなかったことへの歯がゆさが心に残り、「いつか自分にできる形でお役に立ちたい」と思いが原動力になった。

被災木の活用が地域の課題となっていることを知り、同社が2010年から続けている「ネコ目線のモノづくり」に活かせないかと考えた。

同社は岩手県産木材の活用を推進する「いわて木づかいサポーター」でもあり、被災木を活用した今回の商品開発は、地域課題となっている大船渡被災木の活用に焦点をあてた取り組みである。


被災木は外皮が炭化していても、内部の部材は通常の県産木材と同等の品質と強度があることを県も発表しており、使用上問題はない。ネコの暮らしを支える日用品として被災木に新しい役割を与えることで、地域に寄り添う取り組みとなればとしている。

商品紹介


大船渡山林火災の被災木を使った爪とぎとネコ用おもちゃは、ネコの健康維持やストレスケアに欠かせない商品として、岩手県花巻市の木工職人がひとつひとつ丁寧に手作りしている。

クロス・クローバー・ジャパン代表・太野由佳子さんが一緒に暮らす3頭の「ネコ社員」も商品テストに参加し、実際の使用感を確認しながら開発した商品で、約1年の開発期間を経てようやく完成したものだ。


「がりがりマット(つめとぎ)」は、サイズが480×360×45mm、価格は15,500円(税込)。「思いきり体を伸ばして爪とぎをしたい」というネコの習性を反映させた商品で、セットされている爪とぎ段ボールは交換式で長期使用が可能だ。


「ちょいちょいBOX(ネコ用おもちゃ)」は、サイズが440×100×110mm、価格は15,500円(税込)。「ネコ社員」との日々の遊びの中からヒントを得て、ネコの習性を反映させた、狩猟本能を刺激する多様な遊び方が可能な飽きのこないおもちゃになっている。

なお、商品の詳細および購入は下記「nekozuki」HP参照のこと。

「nekozuki」について

「nekozuki」は2010年10月に岩手県盛岡市で誕生した。商品はすべて「ネコ目線のモノづくり」で、ネコの困ったを解決する。ものづくりの主役はネコである。


もし自分がネコだったらどう感じるか?使いやすいか?気に入るか?と想像しながら、「ネコ社員」と一緒にすべての商品を製作。3頭の「ネコ社員」とヒト用に拡大製作した商品で使い勝手を確認している。


開発者の太野由佳子さんは岩手県盛岡市出身で、クロス・クローバー・ジャパン代表取締役・「nekozuki」代表兼ネコプロダクトデザイナーを務める。

復旧の一助に、大船渡の山林火災の被災木を活用した「がりがりマット(つめとぎ)」「ちょいちょいBOX(ネコ用おもちゃ)」の購入を検討してみては。

「nekozuki」HP:https://kurokuro.jp

(さえきそうすけ)

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